ある方に勧められて読んだのは「14歳の自分にとって伝えたい“お金の話“」。投資家の藤野英人さんの本です。
まず、その目次の項目に惹かれました。
*お金は「過去と未来」が詰まった缶詰
*経済=「お互いに助け合う関係」
*「寄付」は困った人も“自分自身“も助ける
*「無駄遣い」で経験値を貯めるよう
なかなかユニークな視点ですよね。その中でも印象的だったのは、「稼ぐ力」という話。
お金をたくさん稼ぐために、必要な力とは何でしょう?
学力、語学力、知識も大事。でもそれだけでは稼げる大人にはなれない。
お金はたくさんの人に喜んでもらえる「価値」に集まる。だから、そんな「価値を生み出す力を磨く」ことが不可欠だと。
そこで登場してきた人物が建築家の「隈研吾さん」。
その作品から伝わってくるのは、“強い動機“。
「自然との調和・共生」を願うのが、隈研吾さんの動機。揺るがない動機を持って、一つひとつの作品に誠心誠意取り組んできたからこそ、人が注目して仕事を依頼される。
「強い動機が宿る仕事が、共鳴する人を集め、さらに素晴らしい仕事を生んでいく」・・・そんな素敵なサイクルを見せてくれているのが、隈研吾さん。具体的に“人“が登場したお話は、とても説得力がありました。
“技術より在り方“・・・やっぱり大事なのは人間性ですね〜。
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