「食う寝る出す」・・・これは、何年も引きこもる息子さんを持つある女性が呪文のように唱えた言葉だというのです。
何年も続く息子の様子に焦る気持ちが押し寄せて、何をしても空回りの末に行き着いたのは、フリースペースの理事長さんの、この言葉だったとか。
「食う寝る出す」とは、食べて寝て排泄して・・・ということですよね。
つまり、「人間が生きていくための最低限のことだけ満たしていれば良しとする」ということでしょうか。
親の期待を捨て、どうにかしようとするのをやめた。そして、それは「子どもの存在そのものを愛し、肯定する」という原点に戻ることでもあったと。
そうするうちに、息子さんはプログラミングに没頭し始め、ネット上のフリースクールて自分の居場所を見つけて、何やら楽しそうになってきた。外出も自然と増えてきたというのです。
「この先も悩み、試行錯誤しながらも、自分の納得する道を歩んでほしい。その力があると、祈り信じ続けたい」・・・と。
「親の期待を捨て」「どうにかしようとするのをやめ」・・・書くのは簡単ですが、それはどれほど大変なことだったでしょう。
人目を避けるように、身を守るかのように、家でも外でも被り続けていたフードも不要になったという息子さん。良かった、良かった!
「食う寝る出す」・・・「生きてるだけで丸もうけ」と同じですね〜。
いい言葉‼️気に入りました‼️^_^
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