三女が離婚を決めたのは今から2年ちょっと前。上の男の子が4歳、下の女の子は産まれたばかりでした。
娘は、二人目を授かってお腹の赤ちゃんが大きくなる頃から、夫婦関係に辛さと不安が増して行き、精神的に限界まで追い詰められていました。
その頃の娘夫婦は、4歳の孫の前でも全く夫婦の会話の無い状態。最低限必要な会話は、お互いに子供に向かって言うだけで、目を見て話さない、、、
4歳の彼は、そんなパパとママを見て、そんな空気の中、何を感じていたのでしょう。それを思うと胸が痛みます。
2番目の子供が無事に産まれ、退院して1週間後、思ってもみない娘の病気。突然の激しい頭痛、足のもつれ、、、救急車で緊急入院、、、目まぐるしい展開は、まさに驚きの連続でした。
何とか回復して、3週間後には退院しましたが、その間、産まれたばかりの赤ちゃんは婿のお母様に預かって頂き、4歳の孫は私と婿との生活。
幼稚園、ママのお見舞い、夜は私と一緒に、、、孫はその間、「ママ〜」と泣いたことは一度もありませんでした。今の彼を見ていると、ママっ子そのものなのに。
ところが最近になってその頃のことを聞いても、彼は全く覚えていないのです。わけの分からない現実、それを乗り越えることに4歳の彼も必死だったのですね。その健気さに、何とも言えず愛おしい気持ちになります。
親の離婚、、、それは「子供のためにはあってはならないこと、我慢すべきこと」と言う考えは、当然私も持っていました。まして娘は2番目の子供が産まれたばかりでしたから。
娘の病気が無ければ、離婚という結論は出せなかったかもしれません。すぐに別居させようとは思えなかったかもしれません。
でも、あのままの状態を続けていたら?と思うとゾッとします。
娘が精神的、肉体的に健全であることはもちろんですが、4歳の孫の心はどうなっていただろう、、、と。
あの頃の孫の冷たい表情には、時折ドキッとするものがあったのです。
母親の幸せは、子供の幸せに直結します。
子供のために母親の人生を犠牲にすることは、子供のためにも決して良くないことだと思います。
「今の人は我慢が足りない」
とは、よく言われること。
でもうちの場合は、娘の病気、孫の様子、そしてある人のアドバイス(娘の話をしっかり聞いてもらいました)もあって、まずは別居、そして離婚という選択ができて
本当に良かったと思っています。
それは、
「娘が以前の自分を取り戻せたこと」
そして、
「孫が明るく元気に子供らしくなったこと」。
これからも、娘の人生、孫の人生、いろんなことがあるでしょう。何があっても、それを受け入れ、糧にして、人としての幅を広げて欲しい。
そのためには、まずは「自分が幸せであること」。それが大前提だと思うのです。
長々と我が家の離婚事情を、失礼しました(^^)
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