アマゾンでポチッと注文したら、金曜日には届いていた三國清三さんの「三流シェフ」、土曜日に一気に読んでしまいました。
すごい!ホントにすごい!
16歳で札幌グランドホテルに飛び込んでから50年余り。ここまで登りつめた三國さんの人生に引き込まれました。
北海道の増毛町という田舎に生まれた少年が、世界のミクニになるまでの体験は凄まじいのです。彼がさまざまなピンチをチャンスに変えたきっかけは、いつでもどこでも「鍋を洗う」こと。
彼がパートタイムの皿洗いで入った帝国ホテルでも、当時18店舗もあったレストランの鍋を片っ端から磨いた。夜中まで、その報酬も一切無しで!
「僕が休みも返上して鍋を洗ったのは、、好きでやったわけじゃない。自分がやれることが他になかったから。そして鍋洗いが許されたのは、誰もやりだがらない仕事だからだ」
「苦労する覚悟さえあれば、どこかに居場所は見つかる。見つけた場所で、一所懸命にやれば道は開ける。楽観的にやり続けるしかない」
「人がやりたくないことを、機嫌良くやることだ。苦しそうにやっていたら、周りだっていい気持ちはしない。人は人の苦労をそれほど評価しない」
なるほど!「機嫌よくやる」ことがポイントなのですね。だからみんなが好感を持って受け入れてくれる。
「もしもやりたいことがあって、どうしてもそれができなかったら、その世界の鍋を探してみることだ。もしかしたら何かのとっかかりが掴めるかもしれない」
う〜む、深いな〜。それぞれの世界の「鍋」がきっとあるはず。私の仕事での「鍋」は何だろう???
そして、三國さんは去年の暮れに閉店したのは「70歳で本当にやりたい店を作る」ためとのこと。
70歳からスタート‼️こういう話に勇気づけられるのは年のせい?笑
彼にとっての理想のお店、見てみたいな〜❤️
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