今日は私自身の、ちょっと真面目な話です(笑)
40歳になるまで、社会に出て仕事したことなど無かった私。娘3人を抱えての生活は、不安のかたまりでした。
実家の両親や親戚の援助で成り立っていた生活。支えてくれた人たちには感謝しかありません。
その当時の私の目的はただひとつ。
「自立」でした。
経済的にも精神的にも自分の力で生きられること、娘たちが幸せでいられること・・・目的はそれしか無かった。
なので、「何のために仕事するの?」と聞かれれば、
一番に、「もちろんお金のため!」でした。
ところが、5年10年と経つうちに、「何のため」が変わってきたのです。
それは、仕事を通して出会った考え方によるもの。
「一般によく見受けられる考え方は、労働とは生活するための糧、報酬を得るための手段であり、なるべく労働時間は短く給料は多くもらい、あとは自分の趣味や余暇に生きる。それが豊かな人生だというものです」
確かに、40歳の時の私は、そう思っていました。
「しかし働くということは人間にとって、もっと深遠かつ崇高で、大きな価値と意味をもった行為です。労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくと言う効果があるのです」
ショーカ〜ショーナンダ〜(突然のジャイ子語、失礼しました〜笑)
これは、稲盛和夫氏の著書「生き方」に出てくる言葉です。
この考え方に出会い、仕事を通して日々感じることで、「何のために仕事するの?」の答えは、
「心を磨き、高めるため」に変わっていったのです。
それまでの私は、娘たちに「ママは私たちのために犠牲になって働いているんだ」と思わせていたかもしれません。
それが、「ママは自分をもっと成長させたいから働いているのよ」と言えるようになった・・・
そのことを口にした時に、娘が驚き、そして喜んでくれたことを思い出します。
これは私にとって、そして娘たちにとって、この上なく大きな変化でした。
それによって、私の「自立への道」は、夢ではなく着実に歩む道となったのです(^ ^)
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