いい話

セブンルール〜五十嵐美幸さん〜

どこかで見たことがあるなぁと思ったら、23年前に出演した「料理の鉄人」に出て有名になった女性。

何ともいえず、おおらかで温かいお人柄が滲み出るような人、「中国料理 美虎(みゆ)」のオーナーシェフ、五十嵐美幸さん、46歳。

22歳という当時最年少の若さで中華の鉄人・陳建一を追い詰め、一躍人気シェフに躍り出た人。

陳建一さんいわく、「中華料理の世界では、点心やデザートの分野以外で活躍している女性シェフはいない」と。

そんな中、男性料理人に負けじと、がむしゃらに張り合ってきた。

その負担から9年前、背骨の中を縦に走る靭帯が骨に変化し、脊椎などが圧迫され、感覚・運動障害を引き起こす難病「後縦靭帯骨化症」を患った。

「自分の体と付き合いながら、中華鍋で作る以上のものを。同じレベルじゃダメなんですよ。中華鍋を振らなくても、それ以上のものを作らないと、世の中に認めてもらえない」と語る彼女。

本当に体を張って、中華の世界に身を投じている。

そんな彼女を支えるのは、5歳になる最愛の息子と「100%では足りない」と語るほど信頼しているという夫の存在。

彼女のセブンルールのひとつは

「営業前に子どもにスケジュールを必ず伝える」ことだという。

ある日の光景。息子の琳句くんに「今日、ママは下でお仕事です。今日は、いつもより少し遅いです。下でいっぱいお仕事しなきゃいけないの」と、その日の予定を丁寧に説明している。

子供に向き合うその姿の、真剣なこと‼️

琳句くんは以前、彼女の仕事の影響からかストレスを感じ、全身にじんましんが出てしまったことがあるという。

その時に病院で言われた、「『今日のママのお仕事は、こう』っていうことを、毎日子どもに伝えてあげてください」という言葉を守っている。

この日のスケジュールを伝え終えて店に戻ろうとする彼女に、琳句くんはぎゅっと抱きつき、見送った。

あぁ、これで彼は安心できるんだな〜

半端じゃない仕事人の彼女の、お母さんとしての努力と子供に注ぐ愛情・・・何だかグッと来ました。

彼女のお店に、絶対に一度行ってみたいな〜❤️

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