遠く離れたバングラデシュの小さな私立学校の校長ミザヌール・ラフマンさん、38歳。5月9日の朝日新聞に載っていました。
貧しい家庭の7人兄弟の末っ子で、出稼ぎに行けと言われる中、費用は自分で稼ぐと約束して学び続けた。政府の奨学金で英語の修士号まで取り、教師になった人。
2008年に自ら学校を作ったのは、「自分のような子どもを増やしたくない」という思いから。「お金を理由に子どもたちから学ぶ機会を奪っては絶対にいけない」と、力を込める。
そんな彼が、数年前から子どもたちに、「ありがとう」という日本語を教えているというのです。
政府の教育支援事業の中で、
「日本式の教え方に触れたのがきっかけだ」
とのこと。
「知識だけでなく、あいさつや校舎の清掃など、学ぶ姿勢に感動した。その心を教えたい」
と語っていると。
修身教授録という、森信三さんの名著の中にも、大切なしつけの3ヶ条として、
「ハイの返事」「はきものを揃える」「背筋をのばす」
とあるように、あいさつや清掃は、日本の教育の根幹なのです。
遠く離れたバングラディシュで、日本の教育がそんな風に伝わっているとは、何とも嬉しいですね〜(^^)
そのラフマンさん。1年ほど前から右半身が思うように動かないという難病になり、さらに新型コロナウィルスで学校は閉鎖という、今の状況とか。
がんばって欲しいですね〜
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