ある日の新聞に載っていたお話です。
ある人のところに「施設育ちのなじみの若者がひょいと訪ねてきた」というのです。
それまで、家族のさまざまな問題を、一人でさばいて生きてきた若い女性。
「不幸には慣れているが、幸せというのに慣れていなくて困っている」らしいのです。
「結婚を申し込まれたけれど、式に誰か来てくれるかしらと心配している」と。
強い子だけれど、やはり「人の思い及ばないところ」で苦労していたのかと、しみじみ思う・・・そう書かれていました。
書いた人は、これまでもその女性の悩みを聞いたり、寄り添って来た人なのでしょうね。
以前、ブログに書いた「それね、靴下なんだよね」という話を思い出しました。
幸せには慣れないままに大きくなった人たちが、今までになかった「幸せ」な体験を、ひとつずつ積み上げていってくれたら・・・と心から願います❤️
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