「僕がもたもたしていると、パッとやってくれるでしょう。あれは、やめてもらえないかな」
これは、脳梗塞で倒れ、視力や記憶の一部を失った元検事で福祉事業家の堀田力さんの言葉。(「折々のことば」より)
脳梗塞後のリハビリに取り組む中、至れり尽くせりの世話をしてくれる妻に、一つだけ注文したのが冒頭の言葉。
あまりに至れり尽くせりにされると、自分でやりたいことを止められてしまう感覚なのですね。
う〜ん、そのバランスが難しい。奥様は良かれと思ってのことですものね。
「相手が起きようとした時、すかさず手を添える」のが看護。
「起ききれず後ろに倒れる寸前に手で支える」のが介護。
言葉の違いは難しいけど、「出来ることは心を鬼にしてやってもらう」ことですね。
堀田力さんが、遠慮しながら奥様におっしゃった様子に愛情を感じつつ❤️
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