先日のテレビでインタビューを受けていたのは、ある避難所の責任者の男性。
震災から1ヶ月、電気がつき、道路が通じて孤立しなくなり、支援物資も届き、少しずつ落ち着いてきたこの頃。
第二次避難で避難所を離れる人も出てきて、避難所で暮らす人は今では3人になった。
その男性いわく、「前は寝られたのに、最近は寝られなくなってきたんです」「最初はまわりの人のことで必死だったけど、最近は先のことが不安で寝られないんです」と。
あ〜、分かります。私もそうでした。
元夫が破産、「子供3人を抱えてこれからどうしよう〜」と言う33年前の私。最初は妙にテンションが高くて、元気いっぱいだったのです。
それが1ヶ月ほど経つと、少しずつまわりが見えてきて、将来の不安が徐々に押し寄せてきたのを覚えています。私の場合は、その後約3ヶ月もうつ状態が続きました。それは本当に辛かったな〜。
被災後1ヶ月を越える能登の避難所での次の課題は、「精神的なケア」。
カウンセラーが話を聞いたり、夜、飲み会を開いて気楽に話ができる環境を作ったり・・・いろんな活動が始まっているとのこと。
それは本当に大切なことですね。支援物資は届いても、気持ちが元気でないと前向きにはなれませんものね。
辛い時は、ひとりで抱えないで、誰かに話を聞いてもらうことが大事ですよね。悩みが解決するわけではなくても、話を聞いてもらうことで、不思議と楽になるのです。
少しずつ落ち着いてきた「今」が、そんなことを必要とする大事な時なのかも?
大きなことは何もできないけれど、話を聞いてあげることならできるかもしれないな〜と思いました❤️
この記事へのコメントはありません。