関西育ちの私は、中学生の頃から宝塚のファンでした。
甲にしきさん(コーチャン)、麻鳥千穂さん(カンサマ)、真帆しぶきさん(スータン)・・・その頃好きだったスター。愛称も思い出す。あ〜懐かしい。皆さん知りませんよね〜、もう半世紀も前のことですもの。笑。
しばらくして(20歳の頃?)ファンだったのが、麻美れいさん(ターコさん)。この人が、また素敵でした。
その麻美れいさんが、最近、新聞のコラムに連載されていたのです。彼女は私より年上の73歳。「老いる」ことについてのメッセージが綴られていました。
「ある時、こんな言葉と出会ったの。『悲しむな。今の状態で何ができるかを考え、ベストを尽くせば良い』。哲学者サルトルの言葉だと書かれていて、そうだよねって、強い味方ができたような気がしたんです」
「近ごろ、すぐに物忘れをするし、漢字も思い出せない。自分が頼りなくなってくる。それでも、ここまでやってきたんだから、自分で納得して、とにかく今、ベストを尽くせばいいんじゃないかって。これは、私だけじゃなく、みんなそうだよね」
「怖いよね、老いるって。でも幸せだよね、年を重ねられることも。」
「だれしもいつかは老いていく。その進行たるや、全く予測がつかない。私はそのただなかにいる。それでも、やってみよう、挑戦してみようと思うのよね。自分が選んだ道だから」
大スターの麻美れいさんも、老いることは怖い。でも年を重ねることは幸せ。今、ベストを尽くせばいいんじゃない?・・・と。
「あぁ、私もおんなじ!」と思える。スターの言葉ってすごいな〜❤️
昨日のブログに書いた、チェリストの堤剛さんの生き方にも重なるものがありました。
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