折々のことば(朝日新聞)より、チェリスト、堤剛さんの言葉です。 堤剛さんは昔からカッコよくて、無伴奏のチェロ組曲は最高でした。
「毎日、『こういう音を出してみない?』と語りかけて、それに返してくれるのはとても嬉しいです」
・・・語りかけている相手は、チェロなのですね。
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80代になった今も毎日練習するチェリスト。「楽器全体がもつ振動や音響が私の身体の一部になっている」みたいだと言う。
料理人が包丁の重心にぴたり手を載せる時も、大工が幹のしなりを聞く時もそう。暮らしの中で、もののいのちをまさぐる時間を人は忘れてはいまいか。(ピアニスト、河村尚子との対談〜音楽の友5月号〜から)
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「ものの命をまさぐる時間」・・・何かに真剣に向って精進している人が、味わえる時間なのでしょうね。私にはまだその体験は無いな〜笑
堤剛さん。やっぱりカッコいいな〜。そして、もう80歳になられるんだ。
歳を重ねるのもいいな〜と、妙に感慨深く思ったことでした。この年になったからこそ、感じることかもしれませんね。
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