小説家、エッセイストである岸田奈美さん、34才。
「ママ、死にたいなら死んでもいいよ」という、衝撃的な一冊の本で出会いました。この本は、お母様の岸田ひろ実さんの著書。「死にたいなら死んでもいいよ」と言ったのが、娘さんの岸田奈美さん。
ダウン症の弟、車椅子のお母さん、認知症のおばぁちゃん。その家族愛を描いた『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』『もうあかんわ日記』などを次々に出版。今やベストセラー作家の岸田奈美さんです。
その彼女が、Eテレの番組で、自身の体験を語っていました。
ずっと猛烈に忙しく、自分を追い込んで仕事していた頃、「抑うつ状態」に陥った時の体験です。
ある時、コンビニでお弁当を買って帰ったら、お箸をつけてくれていなかった。それだけのことで、「私に存在感が無いからや。もう生きている意味が無い」と、家に帰って大泣きしたというのです。
あんなに文才に溢れて。素晴らしい活躍をしてしていた奈美さんが⁉️
その意外さに驚いたのと同時に、正直ホッとする気持ちもありました。
岸田奈美さんの様に輝いている人でもそんな状態になることがあるんだと思うと、「人はみんな弱いんだ 。弱くていいんだ」と思える気がします。いい時も悪い時もある・・・生きていくって、そう言うことですよね。



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