昨日は沖縄の慰霊の日。今年は80年目とのこと。
「平和の礎」には沖縄戦の犠牲者全員の名前が記されている。その数は24万2567人。当時の沖縄住民の4人にひとりが命を落としたと言います。
民間の人々が住んでいた沖縄にアメリカ兵が上陸してきた、想像を絶する沖縄戦。
6月23日に行われた式典で、小学校6年生の男の子が詩を朗読していました。題は「おばぁちゃんの歌」。
「1年に1回だけ、おばぁちゃんが歌う」のだと。
辛過ぎる体験を経て生き残ったおばぁちゃんは、自分を責めて「あの時死んでいれば良かった」と。
それを聞いて孫の男の子は悲しむ。
でも、「おばぁちゃんが生き抜いてくれたから」と、生命がつながっていることに感謝して、この生命を大切に生きていきたいと・・・。
長い詩を、全部暗記して切々と話す姿に感動しました。
孫の姿に、最後は思わず顔をほころばせるおばぁちゃんの笑顔も、心に残りました。
どれだけの人がどれほど辛い体験をしてきたことか。そしてここまで生き抜いてきたことか。
あれから80年経つ今、イランの核施設をアメリカが攻撃したというニュースに、いまだに戦争を繰り返している人間の愚かさを痛感しています。
なぜ、戦争は無くならないのでしょう。
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