オリビア・デ・ハビラントさん。7月26日パリで死去、104歳。
このニュースを聞いて、何とも言えない懐かしい気持ちになりました。
100歳を超えてもなお、美しい〜
私が中2の頃(今からなんと55年前!笑)、ハマりにハマって4回も映画館に通った「風と共に去りぬ」。
ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルに夢中になった、私の青春の1ページです(^^)
主演のスカーレット・オハラとは対照的なメラニー・ハミルトン役の彼女。
清楚で美しく、どこまでも愛情深く人を包み込む姿が印象的でした。東京生まれと聞いて、急に親しみを感じたのを覚えています。
Gone With the Wind・・・風と共に何が去ったのか?
それは
A Civilization(ひとつの文明)、
つまり、南北戦争まで黒人の奴隷制度を基本とする「アメリカの貴族文化社会」が終わったという意味。
この映画の中でも、主人公のスカーレットと黒人の侍女、マミーとのシーンがあります。スカーレットのコルセットをギュウギュウと締め付けるマミー。
マミーは奴隷という存在だったわけですが、家族のような温かい関係に思えて、中学2年生の私は何の疑問も持たずに見ていました。
それから時代を経た今、奴隷制度は無くなっても、差別の問題は根強く残っています。
今年の5月の、白人警察官が黒人男性を路上で押さえ込んで死に至らせた事件。
ここから、差別問題が全米、全世界へと広がりました。
この事件をきっかけに、「風と共に去りぬ」の映画にも、しばらく配信停止命令が出ていたとか。
それにしても、なぜ? なぜ? なぜ?
なぜ差別は無くならないの?
もっと身近なことで言えば、日本にも「被差別部落」の問題があります。
それこそ、同じ日本人で、見た目も全く変わらないのに・・・
現に、私の知り合いにも、この問題で結婚を反対され、親とも親戚とも絶縁状態の人がいます。
「そんなことを気にするなんて!」と思うけれど、反対しているご両親の気持ちは凝り固まっていて、とてもほぐれそうに無いのです。
何とかしてあげたくても、無力さを感じるばかり・・・
なぜ? なぜ差別は無くならないの? なぜ?
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