先日の新聞に載っていた、ある女性のコメント。
その人は、新型コロナウィルスと闘う医療従事者を励ます動きに、複雑な思いを感じていると言うのです。
「感染の危険にさらされながら最前線で仕事する人たちへの感謝の気持ちは私にもある。頭が下がる気持ちでいっぱいだ。でも、こうした動きが当事者をさらに危険にさらすことになるのではないかと危惧している」と。
なぜ?と思って読み進んでみたところ、そうなんだ〜と納得。
その女性の娘さんは総合病院に勤務している看護師さんで、夫とまだ幼い子供の3人暮らし。そして2人目を妊娠中だとか。
しかも娘さんには持病があり、コロナに感染したら重症化する可能性が大きいと。
あぁ〜それは本当に心配だ〜
「娘が感染したら本人やおなかの赤ちゃんはどうなるんだろう。孫はどうするのか。私は不安でいっぱいだ。使命感などかなぐり捨てて、今すぐにでも仕事をやめてほしいというのが母親としての本音だ」
そりゃあ、そうだ‼️
娘さんに気持ちを伝えると、「妊婦だからと言って優遇してもらえる社会じゃない」という言葉が返ってきたとのこと。
あぁ〜、そんな状況でも逃げずに自分の仕事に向かっている娘さん。きっと責任感の強い人なのでしょうね〜
「持病のある人間が看護師になったのがいけないのか、妊娠したのが悪いのか、私はジレンマの中にいる」と。
ギリギリの状況の中、使命感を持って頑張って下さっている医療関係の方々。そしてそのまわりの方々。
今、どれだけ多くの人がこんな思いをしていることでしょう‼️
また、医療従事者の方のインタビューで「三密を守らないで出歩いている人を見ると、自分は何のためにやっているのか、意味が感じられなくなるのです」と話しておられました。
そのストレスで精神的なバランスを崩している人も多いとか。
かたや、命を削ってコロナに立ち向かっている医療従事者の皆さん。
かたや、危機感が薄く、気分転換にと安易な考えで出歩いている人たち。
、、、私たち一人一人の危機感、その覚悟が問われるのだと、強く強く、思いました。
この記事へのコメントはありません。