これも随分前のことです。
エイズが流行り始めた頃、その当時は命に関わる病気でした。治療法も無くて訳もわからず恐ろしく、しかも感染経路が特殊で、恥ずかしさもあって人には言えない病気、と言う認識だったのです。
ある若い女性が、そのエイズに感染してしまった。そのことを誰にも言えずにずっと苦しんだ末に、やっと母親に打ち明けた時のお母さんの言葉。
「よく言ってくれたね〜。今までひとりでどれだけ苦しかっただろうね〜」
と、全てを受け入れて抱きしめてくれたそうです。
その女性がどれほど嬉しかったことか!どれほど楽になったことか!
これも私の理想の母親像です。
どんな状況になっても、例え人殺しをしてしまったとしても、(ちよっと極論ですか?笑)母親だけは、受け入れてあげられる存在、一緒に泣いてあげられる存在でありたいと、心から思います。
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