フジコ・ヘミングさん(1931年12月5日〜2024年4月21日)は、ベルリン生まれのピアニスト。
父親はスウェーデン人画家・建築家のヨスタ・ゲオルギー・ヘミング氏。
母親は日本人ピアニストの大月投網子さん。
独特の雰囲気を持った、不思議な魅力でいっぱいの方でしたね。以下は、彼女が言った言葉の数々です。
*間違えたっていいじゃない。機械じゃないんだから。
*どんなに教養があって立派な人でも、心に傷がない人には魅力がない。他人の痛みというものがわからないから。
*目の前にある現実だけを見て、幸福だとか不幸だとか判断してはいけない。その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということがよくあるの。
*人生って短すぎます。少し賢くなったと思ったら、もう年取っているんだから。
*人生が、予定通り順調にうまくいくことなんて絶対にないの。ありえないことよ。そうならないように頑張るでしょ。だから人生がおもしろくなるんじゃない。
*私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ。
*口のきけない動物や草木に、じっと心をかたむけるといい。話せなくても、気持ちは通じるものよ。どんな時でも励ましてくれている。
*神にただ、「ああしてください」「こうしてください」と願い事をするだけではいけない。自分のいまの状態から幸せを考えもしないで、もっといい状態を得たいと欲望だけをぎらぎらさせている人が多い。いつも「どうもありがとう」と、いま生かされていることへの感謝の気持ちを持たないと。
ひとつひとつが心に沁みるな〜と、読み返しています。
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