茨木のり子さんの有名な詩「倚りかからず」…たまたま本棚の、小さな文庫本の背表紙にありました。
最近ある人の様子を見ていて、「依存して生きる」ことの辛さを痛感しているところなので、目についたのだと思います。
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もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
長く生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
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40歳の時まで生粋の専業主婦で、3人の娘の母親ながらずっと誰かに依存して生きてきた私。経済的にも、精神的にも…。
誰かに依存していると、いうことに従わざるを得ない。常に足かせがある、自由が無い・・・不甲斐ない自分を責める毎日だったことを思い出します。
その当時の目標は「自立」というふた文字。経済的にも精神的にも「自分で立つ」こと。当時の私には遠い、遠い夢でした。
でも、「思えば叶う」のです!
常に思っていると、少しずつ、少しずつ、なりたい自分に近づける…今はそう信じられるようになりました。
「自立して生きることの素晴らしさ」「そうなりたいと思えば必ず叶うよ」と伝えてあげたい・・・そう、強く思いました。
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