俳優の高倉健さん。83歳で亡くなられたのは2014年なので、もう10年近くになるのですね。
でも、その存在感は消えることなく、強烈に私の心にも残っています。
ある日の「折々の言葉」(朝日新聞)に載っていたのは、その高倉健さんの言葉でした。
「多くの人があえぎながら生きていく人生で、その人の心意気を垣間見たとき、僕は美しいと感じます」
「美しい人とは?」の質問を受けてのこの発言。
あえぎながら生きていく人生・・・「高倉健さんの生き方そのもの」という気がします。
みんな、それぞれ「あえぎながら」生きているのですよね。「あえぎかた」に強弱(?)大小(?)はあるものの、み〜んなそう。
小さい子供も、大人も、お年寄りも、み〜んな何かしら「あえいで」いる。
泣きたいこと、うまくいかないこと、しょぼんとなること・・・
そう思ったら、人ってみんな愛おしいな〜と思います。
そして、高倉健さんは、この後「美しさとは『他者に対しての優しさ』では無いか」と続けた・・・と書いてありました。
美しき人とは?・・・考えてみたいなと思いました。
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