今日はちょっと固い話題です。
昨日10月2日の朝、フジテレビの「日曜報道ザ・プライム」に菅前総理が出演していました。
先日の安倍元首相の国葬の弔辞・・・これには私も感動しました。
偽りのない、心からの言葉は、間違いなく人の心に届くのですね。いろいろな捉え方はあっても、響くことに違いはない。真実の言葉ってすごいな〜と。
そんな菅さんの番組の中の言葉で、とても印象的だったのは「話をしないと分かり合えないのです」ということ。
安倍元首相と菅さんは、毎日必ず、数分の時間でも「会って」「何気ないことを話す」ことをずっと続けておられた。「7年8ヶ月(安倍さんの在任中)の間は本当に楽しかった」と言う菅さんの表情が、その喜びを表していました。そこには揺るぎのない“絆“があったのですね。
その後、番組で議論していた“対中国“の問題についてもそこは全く同じ。「首脳会議を積極的にすべき」と、「会って」「話す」ことの意味を強調されていました。とつとつとしているけど、とても説得力のある話しぶりでした。
そして、その前日の10月1日の夜、ETV特集でやっていたのは「ゴルバチョフの警告」。チャンネルを回したらやっていた番組。思わず最後まで見入ってしまいました。政治には疎い私にも、米ソの冷戦時代から現在のロシア/ウクライナ戦争までの経緯が、よく分かりました。
8月30日に亡くなったゴルバチョフ氏について、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「歴史の道筋を変えた人。唯一無二の政治家だった。多国間主義を信じ、休まず平和を推し進めた偉大な指導者を世界は失った」とツイッターしている。
そんなゴルバチョフが今の世界に向けて警告するとしたら、「とことん話し合いなさい」と言うメッセージなのかなと受け取りました。
「冷戦終結に今こそ学べ」と言う副題のついていた「ゴルバチョフの警告」。世界情勢だけでなく、私たちの日常生活においても「とことん話す」ことがいかに大切か・・・心したいと思いました。
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