もう30年も前、私が現役の母親であり、専業主婦だった頃のことです。
娘の学校の保護者向けの講演会で、こんな話がありました。
「お父さんが飲んだくれて、夜もろくに家にいない?いいですね〜」(?)
「お母さんはゴルフに夢中で、家の中は散らかり放題?これもいいですね〜」(?)
「間違っても、母親が、夜中に勉強している子供の部屋にお茶とケーキなど持って行ったりしてはいけませんよ。」と。
えーっ、それは何⁉️どういうこと⁉️
どんな表現だったか、記憶は定かではありませんが、とにかく
良き父親、良き母親であろうとするな。
少しぐらい出来の悪い親である方が、子供はよく育つ。
ということだったかと思います。
専業主婦だった私は、「干渉し過ぎる」「指示し過ぎる」ことへの警告なのかなぁ、それにしても面白い話だなぁと、やんわりと受け止めていたように思います。
ところが、生活が180度変わり、シングルマザーとして働き出して分かったことは、まさにそれが子育ての真理だということです。
「子供は親の言う通りにはしない、する通りにする」
ちょっとドキッとしませんか?笑
前述の講演会のメッセージは、子供のために至れり尽せりやってあげることで「こんなにやってあげてるんだから」と、無言の圧力を掛けている母親への、心からの警告だったのだと思います。
私の母親としての最大のグッジョブは、
弱くてダメな母親が、やればこんなにやれるんだ‼️
私もやれば出来る‼️
と思わせたこと。
娘達に「こうしなさい」と言う余裕は無く、もがきながら必死にやっている姿を見せられたこと、、、
結果的に、これが何よりの教育だったのだと思います。
そしてもうひとつ、子供と過ごす時間の長さについて。
そのことで悩んでいるママさんに、声を大にして言いたいです!
「ずっと一緒にいてやれなくても大丈夫。
短くても、しっかりと向きあって話を聞いてやる時間があれば、子供は間違いなく愛情を受け止める」
のです。
関わる時間の長さより、何をしてもらうかより、子供はちゃんと親の姿勢を見ているのです。
一所懸命に働きながら子育てしているママさん、大丈夫ですよ、自信を持って‼️(^^)
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