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コンプレックスを武器にした人〜感動〜

「見た目と見る目」と言うテレビ番組。

ある晩、珍しく寝られなくて、夜中の2時ごろにテレビをつけて出会った。

「出会った」というぐらい感動したのは、河除静香さん、45才の女性。

マスクをしていると全く分からないけれど、マスクを外すとちょっと引いてしまうほどの容貌。

生まれつき「顔面動静脈奇形」という進行性の難病を持っている。

静香さんが生まれた時、お母様も1週間ほど会わせてもらえなかったのは、ショックを受けるからと。

口元が異常に腫れ上がった赤ちゃんを見たお母様、

「あら、可愛い‼️と、何の迷いもなく思ったと。

以来、子育てしながら「恥ずかしい」とか「隠そう」とか、一度も思わなかったとおっしゃる、60代のお母様。

なんて明るくて素敵な人!

静香さんは、そんなお母様に育てられながらも、ずっといじめに会ってきた。

「君には基本的人権はない、バケモノだからな」・・・中学生の時に同級生に言われた言葉。突き刺さる視線に苦しんできた。(ちなみに、この同級生は成人式の日に謝ってくれたということです)

「神様、どうかふつうの顔にしてください」

何度も何度も祈ったけれど、変わらなかった。

手術も40回以上、繰り返してきた。

「私みたいな顔だと恋愛できないよね」

と漏らす静香さんに、

「なんでそんなことを言うの?」と、泣きながら叱ってくれたのは短大時代の親友。その言葉に救われたと。

そして、ご主人の悟さんとの出会い。

「飾っておくなら綺麗な方がいいかもしれないけれど、ずっと一緒にいて欲しいのは気持ちのいい人。最初に会った時から、顔のことは全く気にならなかった」と。

「私のせいで、あなたまで嫌な思いをするかもしれない」と心配する静香さんに、

「それなら、僕が君の隣りで着ぐるみを着て歩くよ」

とおっしゃったというご主人。

感動しますよね〜

難病を抱えながら命がけで産んだ中学生の2人の息子さんも、静香さんを応援している。

今、図書館の司書の仕事と家事をしながら、彼女が取り組んでいるのは「一人芝居」。

小学校に招かれて、一人芝居を子供たちに披露する

例えばパンダのパン屋さんの話。パンダの格好にマスクをして登場。

途中でマスクを外して「僕、本当はこんな顔なんだ〜」と。(ここで、見ている子供たちの反応が気になりますよね〜)

その途端、クマのお面をかぶって「こんなヤツの焼いたパンなんか食べられるか!」と、パンをぶちまける・・・

「問題は見た目ではなく、世間の見る目」

「差別や偏見は知らないから。知ってもらうことが目的なんです」と。

「この顔やからめぐり逢えた人がいるんです。私は今、幸せです❤️

明るくて、深くて、優しくて、強くて・・・本当に素敵な人!

静香さんのお母様、大学時代の親友、そしてご主人と子供たち・・・

彼女のまわりには幸せの輪が広がっているんだな〜素晴らしいな〜・・・心から感動しました(^^)

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