「思いもよらない人が、視野を広げてくれることがある」・・・
東京オリンピックに向けて葛藤する伊藤美誠選手の背中を押したのは、意外な人の言葉だったようです。
伊藤美誠さんのことは、以前から気になっていて、2020年11月のブログにも書いています。
日本女子一番乗りでオリンピック切符をつかんだ2019年の秋、「無敵の女になりたい!」と高い理想を掲げた伊藤美誠選手。「私は無敵‼️」と言わんばかりのその映像はとても印象的でした。ちょっと危うい感じを持ったのを覚えています。
その後、2020年1月の全日本選手権は同学年の早田ひな選手に敗れ、直後にドイツで開かれた国際大会では中国の選手に一蹴され、つかんだはずの自信が揺らいだ。
「自分が何なのか、分からなくなった。練習はしているのに・・・」
いわゆるスランプというのでしょうか。そうなると、何を信じていいのか、分からなくなるのですよね〜
ヒントは、意外な人がくれた。ドイツに取材に来ていた顔見知りのテレビ局スタッフに、敗戦後、こう声をかけられた。
「何かちょっと、完璧を求め過ぎていませんか?」と。
「ハッとしました‼️」「その通りじゃんって。ちょっとミスしただけで、考え過ぎるようになっていた」・・・
完璧を意識して硬くなり、長所である自由な発想や動きを鈍らせていることに気づいたというのです。伊藤美誠さん、素直ですよね〜
「完璧を求めない‼️」
「もうちょっとのんびり、フリーに考えよう。練習で完璧を求めても、試合では解放する」・・・そう思うと、気持ちも体も急に楽になった。
ハンガリーでの次戦では、優勝!台湾選手との決勝は逆転勝ちだった。以前なら途中あきらめてしまう試合だったが、劣勢の中でもすごく冷静だった。「階段を一つ上がった瞬間でした」とは、ずっと指導してきたコーチの言葉。
「完璧を求めない=自分に期待し過ぎない」ということでしょうか。肩の力を抜く、ダメな自分も大らかに受け入れる・・・
「だって人間だもの‼️」・・・やっぱりこの言葉って無敵だな〜笑
⭐️今週はどんな一週間でしたか?また月曜日に投稿します。どうぞ良い週末を❤️
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