振り返り

義母の思い出

昨日の続きで、義母の思い出も書きたくなりました。

義母は、とても多才な人でした。そして純粋で、想いの深い人でした。

男の子4人を、それこそ、魂を込めて育てた人。全てに半端じゃない!

中学、高校、大学と、4人の息子の誰かが常に受験。

夜中に「起こしてくれ」の要望に、一人ひとり違う時間に起こすのが日課。

息子たちは「おふくろはほとんど寝ていなかったのでは?」と言います。

毎日2つずつ(昼食の分と塾に行く前の分)、全部中身の違うお弁当を4人分、作り続けた。何年も何年も。

新鮮なものをと、築地まで買い出しにも行っちゃう!

それこそ誠心誠意の子育てでした。私は義母の他に、これほど子育てに打ち込んだ人を知りません。

息子たちが社会人になった頃、

「お母さん、そろそろ自分の好きなことをしたらいいよ」

の息子たちの言葉に、それならと始めた趣味のことが、また半端じゃなかった‼️

紅型染め、ろうけつ染め、短歌、俳句、三味線、お琴、習字、茶道・・・

私の母が、失礼にも「あら、お母さん、1週間に10日来い!ですね〜」なんて言ってたのを思い出します。(笑)

そして、義父とは違って、息子4人を育てた義母は娘が欲しかった。

息子のお嫁さんに着てもらうことを夢見て、それはそれは手の込んだ紅型染めの振袖を作っていたのです。

私が、その、待ちに待った長男の嫁。(私ではちょっと役不足でしたが〜)

最初に家に遊びに行ったとき、紅型染めの反物を私に合わせて「似合う、似合う‼️」と大はしゃぎされたことは、忘れられません。

その振袖。ブルーの地に咲きこぼれる牡丹の花が全面に‼️

私の結婚式はもちろん、3人の娘たちの成人式にも。

そして次は孫娘たちにも着せたい‼️

義母がよく言っていたこと。それは

「私が死んでも、おばぁちゃんが一所懸命染めた着物だよと思い出してくれたらいいね〜」

と。

まさにその通り。人は亡くなっても、その想い、その生き様は残るのですね。

お義母さん、すごい生き方を見せてくれましたね〜

考えてみたら、私の女性としての人生に、大きな影響を与えてくれた人です。

今、仕事に行き詰まったり、限界を感じたりした時、義母の生き様を思い出して勇気づけられることが多いのも事実です。

改めて、一人の女性の生き方を遺してくれたんだな〜と、縁あって出逢えたことに、心から感謝です❤️

あ、お義母さんも知らないよね〜 私が離婚したこと(笑)

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