昨日のブログに、久しぶりに登場した母。
昨日、道を歩いていて、フッとまた母のエピソードを思い出しました。
母は大正15年生まれ。
終戦を20歳で迎えた、青春時代=戦争の真っ最中という気の毒な年代。
16歳から20歳までの間、学校に通うよりも、工場で働くことが多かったらしい。
学校があったとしても、アメリカは敵国。
英語は敵国語。
一切、英語を教えてもらうことは無かったと。
「そのせいで」と母は言うのだけれど、とにかく英語の使い方がおかし過ぎる。
私の娘たち、つまり母の大事な孫娘たちが通っていたのはカトリックの女子校。
お世話になったのはシスターの先生方、特に校長先生。
その「シスター」と言う言葉が覚えられないらしい。
「ミスターやったかいな?シスターやったかいな?」
毎回、同じことを聞く。
「ミスターは男の人。ミスター巨人はお母さんの好きな長嶋茂雄でしょ!」
「絶対に間違っちゃダメよ!」
言われれば言われるほど、分からなくなるらしい。
そして、うちで飼っていたのはハムスター。
これも間違いやすい。
「これはモンスターやったかいな?」
いえいえ、モンスターは恐ろし過ぎますよ、お母さん。笑
「これはモンスターじゃない!ハムスター!」
これも、娘たちが言えば言うほど、混乱するみたいだったなぁ〜笑
そして、それがちっとも恥ずかしいことではないらしく、毎回毎回、自分が一番受けて大笑いしながら。
今となっては懐かしい〜
母の思い出です❤️
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