いい話

仕事がない時こそ最大のチャンス!〜隈研吾さんの言葉〜

先週金曜日のブログに登場した隈研吾さんのメッセージが、たまたま開いた本に載っていました。

「仕事がない時こそ最大のチャンス」というお題です。いいでしょう?笑

隈研吾さんが建築事務所を構えたのは、1987年、32歳の時。ちょうどバブルの真っ盛りで、いきなり都心の青山にあるビルの設計が舞い込んできたりして、それは華やかな時代だったとのこと。

ところが90年代になった途端、バブルが弾けた!

オイルショックのあと、「これからは建築の時代じゃない」という空気が日本中に広がり、90年代の10年間、東京での仕事はゼロだった。

「嘘でしょう!と言われるけど本当の話です」と、隈研吾さん。そういう時代だったのですね〜。

それで「こんなに時間があるなら、とりあえず心配事は全て置いて、全国のいろんなところを旅してみよう」と、地方の町や村を回り始め、その中でポツポツと小さな仕事をいただくようになったとのこと。

94年に手がけた高知県の地域交流施設では「公衆便所でもやってもらえますか?」と言われて始まったのだそうです。その前は華やかな仕事をしていたのにね〜。

予算はわずかだったけれど、職人さんと酒を酌み交わしながら構想を練り、地場の素材を最大限に活用することで、誰も試みたことのない方法があることが分かってくる。「どんな小さな仕事でも楽しんでやれる自信がついたのはこの頃ですね」と。

この10年間の体験があったおかげで、僕は仕事が来ないことが怖くありません。仕事がないのは、むしろ一つのチャンスだと前向きに受け止められるようになりました」・・・なるほど!それこそピンチがチャンス!ですね。

「忙しい時は期限に追われてあまり考える時間が持てない。仕事がない時こそ、じっくり試したり考えたりできるチャンス。それが建築家にとって一番のことなんだと話すと、『そういう話は今まで誰からも教えてもらったことがありません』と答えが返ってきます」

「僕の話の中で学生が一番頷いてくれるのは、実はその部分なんです」

うんうん、そういう話は若い人の心に響くでしょうね。それも、大先輩の実体験のお話、勇気100倍ですよね!

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