仕事

緒方貞子さん

今日、仕事のやり方のことで、会社で緒方貞子さんのことが話題になっていました。

その時、何気なくスマホをチェックしたら「緒方貞子さん死亡」と言うニュースが飛び込んで来たのです。

これにはビックリでした。

亡くなったのは10月22日、、、と言えば、即位の礼の日だったのですね。

92才と言う年齢を聞けば、「年に不足はない」と言うことになるのかも知れませんが、もっともっと元気でいて欲しい人でした。

その輝かしい業績は、

*1976年、日本人女性として初の国連公使に就任。

*1991年から2000年の10年間は、日本人初の国連難民弁務官のトップを務める。年齢にして、64才から74才の10年間。すごいことですね〜

*その後もJICA(国際協力機構)理事長として活躍。これが8年半。つまり80才を過ぎても現役だったのです。

積極的に現場に足を運ぶ「現場主義」を貫いた人。

凛として、自分をしっかり持って、誰よりも男らしく決断して、、、、英語で堂々とスピーチする姿に、とにかくカッコいい‼️と憧れました。

日本女性の中で、これほど国際的に活躍し、憧れと尊敬を集めた女性は他に無いと思います。

緒方貞子さんが国連難民高等弁務官に就任したのは、湾岸戦争が勃発し、大量の難民が世界に溢れていた頃でした。

クルド人、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルワンダ、、、次から次へと様々な問題が溢れていました。

それまでは、国境を越えなくては国際支援できないという原則だったのを、「一番大事なことは苦しんでいる人を守ることだ」との信念から、その運用を変えたのも彼女です。

批判、非難もあったことでしょう。

すごい勇気と決断、そして実行力ですね。

そして実際に、彼女がやったこと。それは

「やらなきゃいけないことは千も万もある。それを思い切って3つに絞って徹底的にやる‼️」

というものでした。

数多くの生命を預かる仕事。どれを削っても、そこには痛みが伴う。自分の決断が多くの人の尊い生命に関わる。

それを3つに絞る、、、

それは、どれほど辛い決断だったことでしょう‼️

身を切られるような決断を迫られる中、緒方さんの仕事は、それまでにない、驚くほどの成果を生んだのです。

今日会社で、

「なぜ緒方貞子さんのことが話題になったのか。

それは、まさに

「思い切って3つに絞って徹底的にやる」

でした。

私の仕事は、直接人の生命に関わるものではありません。

それでも、あっちもこっちも気になって、ひとりの人、ひとつの事柄に絞り切れないのが現状。

「3つに絞ることは本当に難しい

のです。

あれもこれもと分散するより、ひとつのことにエネルギー集中させる。

そこで成果を出せたなら、その影響で他のものも良くなる。

なかなかできない課題を、緒方貞子さんは身をもって教えて下さいました。

おこがましいですが、同じ働く女性として、勇気を頂きます。

「あなたの仕事はこれからよ‼️」

と言われているような気がします。

勝手にエールを受けとりました。笑

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