いい話

傾聴って⁉️

日頃、仕事を通して「傾聴する」という言葉に接することがよくあります。

緩和ケア医の大橋洋平さんは、「緩和ケアにおいては『傾聴する』ことが何よりも大切」とおっしゃる。

あぁ、同じなんだな〜。

緩和ケアの傾聴は、主に死が近づいた時の苦しみを和らげることが目的。

相手の言葉にじっくりと耳を傾け、そのまま反復する。

「あとどれぐらい生きられますか?」と聞かれたら、

「あとどれぐらい生きられるか、と思うんですね」と返すだけ。

ヘェ〜ショーナンダ〜(久しぶりのジャイ子語!こんな真面目な場面で!笑)

それでいいのかな〜

だって、緩和ケアのお医者さまでしょう?聞かれたらちゃんと答えなくていいの?・・・と思いません?

でも大橋洋平さんは、余計なことは一切言わず、相手が次に発する言葉をひたすら待つのだと。

「集中して聴き、的確なタイミングで返せれば、相手は安心して語り続けます」と。

相手は、語りながら、思い直したり考えが生まれたりして、最後は、

「命の長さは誰にもわかりませんよね」などと、自分の中にある答えにたどりつく。

この時、当初の苦しみが相当薄れていることは、穏やかになった表情で分かると。

苦しい時ほど、人は生き方の指南を仰ぎ、元気づけてくれる『魔法の言葉』を求めるように感じる。

「でもね、そんな言葉はないんです。どう生きるかは人それぞれ、自分の力で探しだすものだから」

なるほど、ですよね〜

「医者は患者さんが頼りにし、心を開ける存在だと、私もがんになって初めて実感しました。『わかってくれる』という存在であるべきなのです」

答えは自分の中にある。

こちらができることは、「ただ聴く」ことだけ。

改めて、「傾聴」という言葉の重みを感じ入りました。

難しいけど、挑戦していきたいです。

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