先日書いた「幸せの記憶」。
うちの会社の研修でもやっています。
書いたあと、感想を聞くと、様々な気持ちを共有できて、これがまた、豊かな時間になります。
ある、女性の美容師さん。
50代の頃、この「幸せの記憶」との出会いがありました。
その方は小さな頃に両親が離婚。弟さんとも離れ離れで、親戚に預けられて育った。
親に捨てられたと言う思いが強く、「小さな頃の幸せの記憶なんて私には無い」と思っていた。
ところが、何度かこの幸せの記憶をしているうちに、小学校1年生の頃のことを思い出したそうです。
自分が通うと決まっていた小学校に、ある日、彼女宛の荷物が届いた。
それは真新しいランドセル。会ったことのないお母さんからだった。
「あっ、お母さんだ‼️お母さんが会いに来てくれるんだ‼️」
とっさにそう思ったそうです。何の根拠も無いのに、子供心にそう信じたかったのですね。
でも、結局お母さんが会いに来てくれることはなかった。期待は裏切られたのです。
でも、その女性の言葉。
「お母さんが会いに来てくれる!と信じて待っていた、その時の幸せな気持ちを思い出しました。
結局は来てくれなかったけど、待っていた時の、小学校1年生の自分は本当に幸せだったのです。」
と。
小学校1年生の小さな胸は、ワクワクとした喜びでいっぱいだったのですね。
何と健気で、純粋な母への気持ちでしょう‼️
思い出す度に、目頭が熱くなります。
たとえ期待は裏切られたとしても、その時の幸せな思いは消えていない、、ステキなことですね。
その女性いわく、
「それまでは母を恨む気持ちが強かったのに、今は『産んでくれてありがとう』と言う気持ちになりました」と。
恨む気持ちから感謝の心に、、、これこそが「幸せの記憶」の醍醐味です‼️
あぁ良かった〜
その女性の人生に、豊かな彩りが添えられたのではないでしょうか❤️
「過去の事柄は変えられないけれど、その捉え方は変えられる」
のですね(^^)
この記事へのコメントはありません。