いい話

ばっちゃんの親子丼

昨日に続いて、食べ物が人を癒すというお話です。

「子供たちが立ち直る場所」というタイトルの番組を再放送していました。2017年というから8年前ですね。その時も見て、生き方として憧れた覚えがあります。

登場するのは中本忠子(ちかこ)さんという当時82歳の女性。

社会に居場所を失って非行に走る少年少女に寄り添い、30年以上その立ち直りを支えてきた女性は、元保護司。“ばっちゃん”と呼ばれている。。

長年の経験から「非行の根っこには空腹がある」と確信した中本さんは、広島市内にある自宅を開放し、手料理を振る舞い、親身になって相談にのりながら多くの子どもたちを更生させてきた。巣立っていった子供は300人を越す。すごいですね〜。

そのひとりがマコト君。久しぶりにばっちゃんの親子丼を食べに来ている。「変わらずばっちゃんの味だ」と、いい笑顔を浮かべている。

マコト君が少年院に入った時、ばっちゃんが泣いたと聞いて、これはやばいと思った。ばっちゃんを悲しませたくないと思ったと・・・。ばっちゃんの存在がブレーキになっていたのですね。

また、ある女の子は親に暴力をふるった。親への暴力は、自分に一切関わらないことへの怒りだった。「一番辛かったのは居場所が無いこと。辛いことはあったけど、不幸では無い!」と言い切る。

また、3人の息子がばっちゃんの世話になっているという母親は、全身入れ墨だらけ。母親自身が愛されて育っていない。その母親にも、ばっちゃんは愛情を持って諭している。

なぜ続けられるのかと聞かれても、私にもよう分からんのよ。なんでじゃろ」と中本さん。

そして「子供に面と向かって助けてと言われたことの無い人には、分からんよ」と。う〜ん、これが真実なのですね。

2024年、マコトくんはお父さんになっている。そして、中本忠子さんは90才の今も現役。「まだまだやりたいことがあるんよ!」と。

すごいな〜。輝いている!やっぱり憧れる〜。

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