世界的な漫画家の手塚治虫さんと、天才作曲家の坂本龍一さん。お二人の共通点を、手塚治虫さんの長女で坂本龍一さんと親交のあった手塚るみ子さんが、新聞で語っておられました。
・ひとつ目は「音楽」。手塚治虫の仕事場では、いつも音楽が流れていた。そして手塚さんは音楽や様々な芸術から種を見つけようとしていた。
・次に、常に子どもを視野に入れていたこと。坂本さんは幅広く小学生の意見を聞き、手塚さんは「子供たちは未来。大人より子供たちがどう感じているかの方が大切」と語っていた。
・そして、社会派と言われるところ。手塚さんの「ブラックジャック」、坂本さんの著書「非が戦」がそれを象徴している。
・その一方で、二人とも「やんちゃ坊主」だった。やんちゃでいたずら好きだったこと。
なるほど、二人の天才の共通点はいろいろありますね。
最後に、手塚るみ子さんの言葉。
「父は聖人君子ではなかった。実力のある若手が出てくれば『自分はもうダメじゃあないか』と劣等感にさいなまれて、『人間』の中でもがき苦しんでいた」というのです。
「それでもどこかに『人間はこうあるべきた』という気持ちを持ち続けて葛藤していた。だから表現できたのだと思います」
あの手塚治虫さんも葛藤していた。そして劣等感に、もがき苦しんでいた・・・なんだか勇気が湧いて来ませんか?
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