和歌山市役所に勤める山﨑浩敬さん(59才)が、「バスが来ましたよ」と初めて声をかけられたのは10数年前。
白い杖を持つ自分に女の子が教えてくれた。腰のあたりを指でチョンとつつき、ドアまで導いてくれる。「座らせてあげて下さい」と席の確保まで。胸が温かくなった。
(声をかけたのは小学生の女の子。なんて可愛い、なんて優しい、そしてなんて勇気のある行動でしょう!❤️)
山﨑さんは、進行性の目の難病「網膜色素変性症」と診断され、視力は落ち視野も狭まり、バイク通勤だったが自転車にも乗れなくなり、最後にバス通勤に切り替えた。
(段々とできることが少なくなって不安だったでしょうね。そこに声をかけてくれたのですね。〜)
その女の子が卒業すると、妹や後輩が誘導役を引き継いでくれた。それは和歌山大附属小学校に通う4人の女の子たち。
(最初の女の子の行動を次々に引き継いでいった・・・素晴らしいですね〜)
「親切のリレーで、退職まで何とか頑張れそうです」
感謝の気持ちをつづった作文が、全国信用組合中央協会のコンクールで大賞に選ばれたのがきっかけとなり、山﨑さんは今年の1月、小学校を訪問。初めて4人と一同に会することができた。(良かったですね〜)
最後に取材した人の言葉が添えられています。
「そのバス停に立つと、車の量が多く、風も強い。山﨑さんにとって、小さな手がどれほど心強かったことか。
新年度を迎え、初めての駅や初めてのバス停に立つ方もおられよう。
コロナのせいで人と人が隔たり、言葉をかけにくい状況は続くけれど、誰もが孤立しない1年間であってほしい」
本当に、私も心から、そう願います❤️
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