教育

子育て論〜心はかけたが手はかけず〜

「バカの壁」で有名な解剖学者、養老孟司さん。

そのお母様は、明治生まれの小児科医。90歳まで診察されていたとのこと。さすがです!

養老孟司さんは、歩くのも言葉が出るのも遅く、しょっちゅう転んでいたらしい。幼稚園にも行きたがらず、知能検査も受けさせられた。

でも、母親にあれこれとは言われなかった。

父親は早くに亡くなり、小学校2年生で終戦、母親は夜中も往診でほとんど家にいない。

「生きていくのに精いっぱいだったんでしょう」

と。

そんなお母様が言われたこと。

「お前には心はかけたけれど、手はかけなかった」

「名言でしょ」と、養老孟司さん。

手をかけて欲しかったけど、虫ばかり捕っていても、勉強しろとも言わない。「だから僕は存分に虫を捕れた」と。

今になって思うことは、

「母親は忙しい方がいい」

「大人の女性が幼い子どもに真正面から向かったら、子どもは押しつぶされます」と。

そうか〜。

「勉強しろと言わないことの大切さ」については、以前のブログにも書きましたが、物理的に忙しければ、そのリスクは確実に減る‼️笑

「子どもは言う通りにはしない。する通りにする」

ドキッとしませんか?

これは、私が子育てを終わった頃に出会った言葉です。もうちょっと早く知りたかったな〜笑

養老孟司さんは、手はかけられず、指示されず、必死に生きていく母親の姿を見て育ったのですね〜

私の子育て時期も余裕が無くて、毎日が必死だったな〜

そうか、私の子育て、ヨシとしよう‼️笑

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