月刊誌致知に載っていた記事から、「徳永康起先生」という人のことを知りました。こんな先生がいたって、日本はすごいぞ!笑
徳永先生は、35歳で熊本始まって以来の若さで校長になったが、5年間校長を務めた後「子供たちと直接関わりたい」と言って自ら平の教員になり、誰も行きたがらなかった過疎の町の分校に勤めた人。
時代は終戦前後、みんな貧しかった時代の先生の逸話が載っていました。例えば・・・
⭐️ある日、徳永先生が運動場に出ると、相手に馬乗りになって殴ろうとしている柴藤君という少年がいた。柴藤君は家が貧しくて、自分も働かないと食べていけないからなかなか学校に行けなくて成績が悪い。乞食のような格好をしていて、皆からバカにされて、腹を立てた。
慌てて喧嘩を止めた徳永先生は、泣きじゃくる柴藤君を懸命になだめて、その晩は宿直室に呼んで親代わりに抱いて寝てあげたと言うのです。
⭐️また、ある日の工作の時間に「買ったばかりのナイフが無くなりました」とひとりの子が騒ぎ出した。徳永先生が生徒全員を校庭に出して調べると、ある男の子の机の中にあった。
その子は、いつも家で出来のいいお兄さんと比べられて叱られてばかりいた。だから親にナイフを買ってほしいと言えなくて、他の子のナイフを盗んだ。
その子の気持ちがよく分かっていた徳永先生は、すぐ裏門から文房具屋に行って、無くなったナイフと同じものを買ってきて、盗まれた子の机の中に入れた。そして皆を教室に戻すと、盗まれた子は「先生、ありました」と喜んだ。徳永先生は、盗んだ子にはひとことも注意しなかった。その子は目に涙をためて徳永先生を見ていた・・・。
その子供たちは、その後素晴らしい人生を送ったと書かれていました。心があったか〜くなりませんか。
ひとりの人との出逢いで、人生は変わるのですね。そんな人になれたらいいな〜❤️
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