画家の野見山暁治さん、102歳の今も、なお絵筆をとり続けておられる。すごいことですよね〜。
ところが、本人曰く・・・
「僕は特別に仕事していると言う感覚はありません。大体朝8時に起きてご飯を食べて、小一時間朝寝をした後にアトリエに入って、お昼を食べてまた昼寝。だから、絵を描くと言うより、ほとんど寝てばかりです(笑)」
Q:102年の人生の中で、画家として何を大切にして来られましたか?
と言う質問に対しては・・・
「何かを強く意識して生きてきたと言うことはないなぁ。しいて言えば、あまり欲張らずにボンヤリして生きてきたのがよかったんじゃないかな(笑)」
野見山さんは、中学の時、国語の先生にこんなことを言われたそうです。
「どうやって食っていこうかと、そればかり考えるな。そんな生き方をしていたら、一生涯、食うことばかり考えて終わってしまう。食うことを考えないでいると、食べものが向こうからついてくるんだぞ」と。
「食い物が向こうからやってくるなんて、その時は嬉しかった」と大らかにおっしゃる、野見山さん。笑
「けれども、自分の人生を振り返ってみて、先生の言葉は本当だと実感しています。」
「ただ絵が好きで、それ以外何もしなかったから、いろいろないい出逢いに恵まれて、今日まで歩いてくることができたように思います。」・・・とのこと。
102年を生きて来られた人の、重みのある言葉ですね。
⭐️今週も金曜日、そして2023年もちょうど半分が過ぎました。明日から7月!新しい気持ちでスタートしましょう!
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