先日、オンラインでのイベントで自己紹介のテーマにしたのは「運動会の思い出」。誰でも何かしらの思い出がありますよね。
じゃあ私は?と考えてみたら、一番最初に浮かんだのが「父」のことでした。
それは私にとって、ちょっと苦い思い出なのです。
物心ついた頃から海外の単身赴任で何年も不在だった父。帰ってきたのは私が幼稚園の頃だったかと思います。
留守の間は何年も、今と違って電話も映像も無くて、父が帰ってきても幼い私にとっては「なんで知らないおじさんがうちにいるの!」と言う感じでした。人見知りの私と不器用な父は、何ともギクシャクした関係だったのです。
そしてそれは小学校1年生の運動会。お昼のお弁当の時間になったら、見にきていたはずの父の姿が無い。
「お父さんは?」の質問に、「お父さんは別の場所で食べてはる。かえちゃん(私)は僕がおらんほうがええやろって。お父さん遠慮しはったみたいやね」と、母の言葉。
え〜っ、そうなの⁉️・・・小さいながらに「悪いな〜、寂しい思いをさせたな〜」と心を痛めたことを思い出すのです。かといって、父をさがして一緒に食べようとはしなかった私。
「お父さん、ごめんね〜」・・・この年になっても胸がキュンとなります。
お父さん、許してくれてるかな〜❤️
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