金沢にある「元ちゃんハウス」は、ガン患者のための居場所。
病院には医者も看護師もいるけれど、退院して病院を一歩出ると、人とのつながりは急に希薄になる。自宅に帰っても、自分の辛さを分かってもらうのは難しい。
そうか〜。退院して喜ぶというより、かえって孤独になるのかもしれませんね。
元ちゃんハウスは町の中の小さな安息所。病人ではなく、ひとりの人間として、自分を取り戻す場。
病院でもない、家でもない、職場でもない。第三の居場所。
そこにいる人たちが同じ時間と空間を共有することで、お互いに支えられたり、支えたり・・・。
40代半ばのある男性は、悪性リンパ腫の治療で休職中。退院したものの、妻は働いているので昼間は家に一人。すると、悪いほう悪いほうに病気のことばかりを考えてしまう。そうでしょうね〜。
彼は、ここに来て初めて、自分を取り戻したそう。
ここには、病気の先輩も人生の先輩もいる。話を聞いてもらったり、逆に体験や意見を聞いたり。もやもやしていたのが、すっきりした気分になれる。
「答えのない問いができる場所」・・・そんな表現に、改めて当事者の思いに触れたような気がしました。そんな場所が増えるといいですね〜❤️
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