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広島サミットに思う

広島の人は気づいていないけれど、町中に「平和○○」というネーミングが溢れている・・・という話を聞いたことがあります。平和通り、平和軒、平和堂・・・潜在的に平和への想いに溢れているのでしょうね〜。

原爆の日の閃光と地獄・・・今回、広島サミットのニュースで目に触れることが多く、改めてその悲惨さを痛感しました。日頃は忘れているのです。

今回の広島サミット。G7の各国首脳が平和記念公園の慰霊碑に、揃って献花する映像。グローバルサウスと言われる国々との輪。ウクライナのゼレンスキー大統領の参加とメッセージ・・・すごいことだな〜と、感慨を覚えてニュースを見ていました。

そして、ここにくるまでに、どれほどの人の想いと努力があったことかという側面も、垣間見ることができました。まだまだ知らないことばかりですが。

「核」を落とした側のアメリカの現役の大統領が初めて広島を訪問したのは、7年前のオバマ大統領。これも歴史的な瞬間でしたね。

それが実現するまでの道のりの長かったこと。「オバマへの手紙プロジェクト」をやり続けた三山秀昭さん、もと駐日米大使のキャロライン・ケネディさん・・・

そして、とても印象的だったのは、被害者代表の坪井直さんの存在でした。「オバマ大統領に謝罪を求めません」との強い言葉が、アメリカを動かしたというのです。

「過去を恨むよりも未来の平和を考える」・・・坪井さんは、そんな姿勢を貫かれたのではないでしょうか。

7年前の映像で、今は亡き坪井さんをオバマ大統領が抱きしめている姿が目に焼きついています。「握った手を離そうとしても離してくれなかったよ」・・・そんな、坪井さんの言葉も耳に残っています。

人間って素晴らしい・・・改めて、そう信じたいと思いました。

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