「佐々木さんと言えば、一番謎だぜ!この病棟でいつも何をしてるのか知らないし、何をしてるかさっぱり分からない。けど、心の痛みをやわらげてくれる人かな」・・・小児がんの専門病院で、男の子がユーモア多たっぷりに語っている。
毎日病室を訪れてくるその女性は、医師でも看護師でもなく、子供たちの話を聞き、不安や恐怖を乗り越える力を与えてくれる存在。
画面では、がん治療の副作用で髪の毛の無い子供たちが、彼女と一緒だと楽しそうにキャッキャっと笑っている。いい笑顔だな〜。
「マジックですかね〜。今までは薬で眠らせないと検査できなかった子たちが、安心してじっとできる・・・不思議なことだなぁと思います」と、お医者さんをうならせる。
患者と医師の間に立ち、今までに1000人以上の子供たちを支えてきたのは佐々木美和さん、41歳。
「しんどい時に頑張れっていうんじゃなくて、一緒にゆっくり治していこうねって言ってくれる」・・・その言葉で子供たちが救われるのですね〜。
決して否定しない。ただただ、子供たちの気持ちになって、聞いて、頷いて、共感している。救われているのは子供たちだけでなく、そのお母さんたちも同じ。「佐々木さんがいなかったら、私、どうなっていたか・・・」と言わせている。すごいな〜。
「私が聞きたいと思った瞬間、聞けなくなるような気がしている。私が聞きたい、と思って子どもたちが話した言葉は、子どもたちの本当の声ではないと思う」・・・と。深いですね〜。
こんな仕事があるんだ〜。これこそ、無くてはならない仕事ではないかと、強く思いました。
録画しておいたのは、NHKの「プロフェッショナル」。ある平日の朝、何気なく見ていたら、もう大変‼️ 出かける前に、泣けて泣けて・・・ホント、感動しました〜❤️
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