カルーセル麻紀、はるな愛、IKKO、おすぎとピーコ、マツコ・デラックス・・・いわゆる「オネエキャラ」と呼ばれる人たちがテレビでも活躍しています。
その元祖とも言われるカルーセル麻紀さん。昔はそれこそいじめの対象だった。あだ名は「なりかけ」、つまり「男と女のなりかけ」。
どうしても女性の身体になりたくて、1973年モロッコで性転換手術を受けた。今から40年も前のこと。それはもう、オーバーでなく命懸けだった。本当に死にかけたみたいですね。
その翌年、ひとりの女性として15歳年下のフランス人男性と結婚した。その後、破局したものの、念願の夢を叶えたのです。本当に女性になりたかったのですね〜。
そのカルーセル麻紀さんが、こんな発言をしています。
「(オネェと呼ばれる人たちは)自分はあくまで男であるということを忘れてはならない。女になれると思ってはいけない。そう誤解した後輩は何人も自殺したのよ」と、涙ながらに語る・・・自分の本質を否定してはいけないということでしょうか。
また、おすぎとピーコという双子の兄弟。彼らの発言にもなかなか深いものがあります。
「人に褒めてもらおうと生きてるなんて、一番つまらない人生」
「自分が異形であれば、相手のことを優しく見ることなんかたやすいわよ」
・・・そんな言葉を発信する背景には、お母様の存在があったようです。
「その時代としてはすごく珍しいことに、母親は受け入れてくれたの」「母親が認めてくれるほど嬉しいことはないのよ」と。
彼らのお姉さん、ふみえさんは脊髄カリエスだった。背中も曲がっていた。その当時も奇異な目で見られることが日常だったそう。
そんな日常の中で、お母様は「優しい子であってくれればいい」と、それだけを願っておられたようです。おすぎとピーコのお二人は救われましたね〜。素晴らしいお母様!
Q:「もし生まれ変わるとしたら?」という問いに対して、
「ニューハーフがいい」「オネエがいいです」「ホモがいいです」と、異口同音に答える彼ら。そうなんだ〜。「女になりたい」とは思わないんだ。
「後悔は何もないの。私は差別はしない。絶対にどんな人でも差別はしないです!」・・・カルーセル麻紀さんが言い切る言葉に、その意味が深く響いて、心底感動しました。
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