ケアリーバー?・・・聞き慣れない言葉だなぁと調べてみたら、児童養護施設や里親家庭などを経験した人のことを言うらしい。
日本では、育児放棄や虐待などで保護される子供たちは、原則として18歳に到達すると施設を出なくてはならない。
施設を離れても頼れる大人が身近にいないケースが多くて、生活苦に陥るケースが後を絶たないというのです。それはそうでしょうね〜。頼る人がいないから施設に保護されているのですものね。
テレビに出てきた山本昌子さんという若い女性。自身もケアリーバーとのこと。
施設を出て、アパートを借りて自立しようとしたけれど、経済的にも精神的にも誰にも頼れず、ずっと苦しんできた彼女。
成人式には着物を着るのが夢だったが、そんな余裕は全く無い。そこへ貸衣装代と撮影代をプレゼントしてくれた専門学校の先輩だいた。まぁ、なんて素晴らしいこと‼️
それがどれほど嬉しかったか‼️今はひとりでも多くのケアリーバーの若者たちに成人式に着物を着せるという活動をしている。これまで450人以上の人たちをサポートしてきた。あぁ、みんなどんなに嬉しかったことでしょう!
そんな山本さん、今はケアリーバーたちが本音を言えるための映画を作ろうとしている。
「僕はなぜ愛されなかったのか。お母さんは大嫌い!・・・でも会いたい」と語る若い男の子。
「頭を撫でようとされると、反射的に避けてしまう。叩かれる!と思って恐いんです」・・・と言うのは、若い女の子。
そんなトラウマが消えるわけではない。それでも、それを言えることがとても大切だと。そして彼女が伝えたいメッセージは・・・
「生まれてきてくれてありがとう」「自分は世界にひとりだけの自分、もっと自分を大切にしようよ」
そして、「その思いを未来への一歩に繋げてほしい」・・・同じ体験をしているからこその言葉ですね。
今、「施設にいられるのは18歳まで」という制度は改革されようとしているとのこと。山本さんの活動は社会を変えていく原動力になっているのですね。
彼女の思いが形になりますように、応援したいです❤️
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