ジャック・アタリ氏はフランスの経済学者。ミッテラン仏大統領顧問、欧州復興開発銀行の初代総裁などの要職を歴任した人。
難しいことはわかりませんが、その発言の影響力は半端じゃないなという印象です。
そのジャック・アタリ氏の言葉として新聞に載っていたのが「利他主義、まず未来の自分から」という見出し。どういう意味かな?と、興味が湧きました。
「隣人に対して利他であるだけでなく、また生まれてきていない将来の世代に対しても、利他的でなければなりません」・・・確かに、その通り。9歳のナント君や4歳のジャイ子ちゃんを見ていると、この子たちが生きていく未来が不安になります。
そして、こんな提言も・・・。
「我々はもちろん、きわめて利己的です。ただ、そう言いながら、未来の自分自身の利益を考えているとは言いがたい。現在の京楽を得ようと愚かな行動に興じたり、悪い食事をとったりすることで、未来の自分を痛めつけている。まずは未来の自分に利他的になろう、と言いたい」と。
う〜む、そういうことか〜。「今やっていることが未来の自分にとってどうなのか」という視点は、持っていなかったかも?
「日本は伝統を保ったまま近代化に成功したすばらしい文明です。しかし、十分理解できることではありますが、冷戦終結後も、軍事力の強い国家にはならないことを選びました。強い軍事力を伴わない国家が、経済力でリーダーの地位に立つことはありません」
ジャック・アタリさんのような人が、日本は素晴らしいと言ってくれていることに喜びを感じると共に、今の世界情勢の中での日本の軍事力というところには正直、不安を持ちます。
北朝鮮、中国、ロシアに囲まれた日本。ウクライナの戦争や台湾問題など、他人ごとではありませんね。
子どもたちの将来という意味でも、日本という国の「安全保証」のことがとても気になるこの頃です。
今日は硬い内容でしたね。うまく表現することができないのですが、知ること、考えることは、本当に大切にしたいと思っています。
⭐️今日は金曜日。爽やかな秋らしい週末になるといいですね。また月曜日に。
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