障害児の特別養子縁組を進める、奈良のNPO法人「みぎわ」代表の松原弘樹さん。
「ETV特集〜おうちへ帰ろう 障害のある赤ちゃんの特別養子縁組」で、その活動が取り上げられていました。
「みぎわ」には、障害のある子どもを育てられないという、切羽詰まった実親からの相談が相次ぐ。
親の相談にのり、緊急性が高く特別養子縁組が必要と判断したものについては養親を探す。
これまでに成立した縁組は9件。松原弘樹さんは牧師さん。自身も障害を持つヤマト君を養子として迎え、ご夫婦で育てている。ハァ〜すごいな〜。
ヤマト君は心臓に障害があり、8ヶ月の時、6時間にも及ぶ心臓の手術も経験していて、育てるのは容易ではないでしょうね。
「この子は実の親に拒否された上に、辛い心臓手術を乗り越えるという、二重の苦しみを乗り越えているのです」と話すのは、ヤマト君を我が子のように育てる松原さんの奥さんの直子さん。
また、別の障害児エマちゃんという女の子も養子縁組の申し出がなく、病院で1歳6ヶ月までを過ごしている。それを見かねて、「この子も何とかして引き取りたい」と松原さんの気持ちは傾く。
でも、奥さんの直子さんは安易に聞き入れることができない。ヤマト君を育てるだけでも大変なことなのに、その上障害のあるエマちゃんを迎える決心がつかない・・・それはそうでしょうね〜。
ご夫妻の話し合いの場面はとてもリアルで、私だったらどうするだろう?と考えさせられました。
松原さんは、ご自身も親から見捨てられるという体験をしている。
「望まれない存在」だった自分。実の親からも見捨てられてしまうという体験・・・それがどんなに辛いものかを知っている松原さんの、そこがこの活動の原動力なのですね。
そして、悩んだ末に、奥さんの直子さんもエマちゃんを引き取って育てるという選択をするのです。それはどれほど覚悟のいる選択だったことでしょう!本当に、敬服してしまいます。
また、養子縁組を決めた別のご夫妻は、養父74歳、養母64歳。すでに4人のお子さんを育て上げた後、ダウン症の0歳児の女の子を引き取っている。
ヘェ〜、そのお年で、すごいな〜。
「自分達の年齢を考えると、これからどれだけ関われるか分からないけれど、小さい時の基礎の部分を育てる手助けができたら」と、夫婦揃っておっしゃる。4人の子供たちも協力的だとか。
眩しいぐらい素晴らしいご家族‼️
望まれない命・・・でも、せっかく生まれてきたこの命を、大切に育もうと必死に努力する人たち。
すごいな〜と、感動❤️ 感動するだけじゃダメじゃない?私も何かしなくちゃ‼️
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