先日、同じ日のニュースに、大相撲の横綱白鵬と、日本ハムの斎藤佑樹投手の引退が報じられていました。
横綱白鵬は、優勝回数(45回)、通算勝ち星(1187勝)、全勝優勝回数(16回)など、華々しい記録を次々と打ち立てた人。
モンゴル出身ながら、日本の相撲界を最大限に盛り立ててきた、まさに「スター」⭐️!
かたや、同じ日に引退を発表した斎藤佑樹投手。
甲子園の高校野球の決勝の延長再試合。今も大活躍の田中将大投手との死闘はすごかったですね〜 野球オンチの私の記憶にもしっかり残っています。
スマートな顔立ちと気持ちの良い振る舞い、「ハンカチ王子」と呼ばれ、「好青年」「優等生」・・・世の中が彼に抱く印象はそんなイメージで作られていった。いつも意識してきたのは「好感度」という言葉。
それから、早稲田大学でも活躍し、プロの世界に入ってからも周囲の期待は大きかった。
でも、結果を残せず、実力よりも人気が先行し、批判もされた。怪我にも苦しんできた。
あ〜辛かったでしょうね〜
「もう、好感度なんてどうでもいいですよ」・・・3年前、彼が大学の先輩に漏らした言葉。やっと優等生の仮面を脱ぎ捨てようと決めたのですね。
そして、その言葉には続きがあった。「最後はがむしゃらに野球を楽しみたい」と。
最後は自分のために‼️
その3年間、オフの期間も大好きなゴルフをやめ、フォームの改造に取り組んだ。2軍で若手に交じって、もがきながら、こう言った。
「いま、すごく野球が楽しいんです」
あ〜良かった! 真面目に、誠実に、一所懸命に、まわりの期待に応えようと必死で生きてきた斎藤佑樹投手。仮面を脱ぎ捨てる勇気と共に、本当の自分を取り戻せたとしたら・・・
「斎藤佑樹という野球人生」・・・この体験こそが、まわりの人を勇気づけ、本当の意味で救うことができるのでは?と思いました。
日本ハムの栗山監督は、17日のオリックス戦に斎藤佑樹投手を登板させることを、涙ながらに語っていました。
引退の形はいろいろあっていい。その人がやり切ったと思えたら!
横綱白鵬も斎藤佑樹投手も、心から祝福したいと思いました。
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