「夏休み最後のお楽しみね」と、8月の最終日曜日に孫娘2人(高1と小6)と前から約束して観に行った。「竜とそばかすの姫」と言うアニメ。
実は一番観たかったのは、私。
「世代を超えた女子会」と言うことで、2人を誘ったのでした〜笑
私はちょっと縮んで(笑)164cm。高1のY子ちゃんも伸び盛りの小6のMちゃんも、ほとんどおんなじ・・・こりゃあ、もうすぐ追い抜かれるね〜笑
さて映画はというと、高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生すずのものがたり。すずは周囲に心を閉ざし、一人で曲を作ることだけを心のよりどころとしている。
なぜ心を閉ざしていたのか・・・
彼女は幼い時、水に溺れている子供を助けるために、目の前で最愛の母親が死んでしまうという体験をしていたのです。「ママ行かないで!」と泣き叫ぶ自分を置いて・・・
「なんですずを置いて他の子を助けに行ったの?」・・・その疑問が根強く彼女を苦しめてきた。
「美談に酔っている」「身の程知らずの行動」「自分の子供のことは考えなかったのか」・・・心ないSNSのコメントに、幼い心に傷を負ったすず。
そのトラウマで、全てに自信が持てないんだな〜
事情は違っても、自分に自信が持てない、コンプレックスを抱えている・・・誰でもそんな部分を持っていますよね。
そんなある日、ひょんなことからインターネット空間の仮想世界を知ったすず。
歌うことができなくなっていた彼女が、仮想世界では朗々と自然に歌うことができる・・・
(あ、あまりあらすじを書き過ぎてはいけないか!笑)
とにかく、最初は「今時のアニメならではの、SNSの世界だな〜」と冷めた目で見ていたのですが、最後のところで、不覚にも大泣きしてしまいました。
心にトラウマを抱え、仮想空間でしか自分を出せなかったすずが、相手を助けるために、勇気をふるってありのままの姿をさらけ出して歌う・・・
相手のために、自分と向き合い、自分を受け入れ、ありのままの自分を生きる・・・
心の奥にズシンと響くものがありました。
「ありのままの自分=自信のないところ、嫌なところ、コンプレックスのあるところ、全てを受け入れる」・・・これは、私が特に最近意識していること、そのものだったのです。
思わずすすり泣き・・・前列に座っていたY子ちゃんとMちゃん、思わず振り返って見ていたなぁ〜笑
観て良かった〜想像以上に心に残る映画でした❤️
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