9月26日午後、静岡地裁。国井恒志裁判長が一息に主文を告げると、傍聴席から拍手が起こった。証言台の席に座っていた袴田さんの姉秀子さんは、深く頭を下げて一礼。その後、自席に戻って弁護団とがっちり握手を交わした・・・感動的なシーンでしたね。
主文を言い渡したあと、国井裁判長は秀子さんを改めて証言台に促して、「長い時間がかかってしまったことは申し訳ないと思っています」と語りかけた。う〜ん、それも感動ですね。
良かったですね〜。事件が起こったのが1966年。本当に長い長い間、どれほど苦しかったことでしょう。
その影響で精神的なダメージも受けているという袴田さん。29日(日)のニュースでは、袴田さん本人が支援者の皆さんの前で話しておられました。
「待ちきれない言葉でありました。無罪勝利が完全に実りました」と、いつになく明るくはっきりした口調で。
そして、寄り添う姉秀子さんの満面の笑み。
この方、本当にすごいですよね。いつもいつも弟のそばにいて、寄り添って、励まして。
91才とはとても思えない若さと、凛としたものごし。そして伝わってくるのは、愚痴や非難よりも、感謝の気持ちなのです。
すごいな〜。人を支えるって、こんなに自分自身が輝くことなのかと思いました。
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