新聞に載っていたのは、2004年に同級生に殺害された妹(当時12才)を失った男性の体験談。
男性は、事件当時中学3年生だった。学校のカウンセリングルームに案内され、妹が殺害されたと知った。
事件後は、動揺する父親の姿に「自分は大丈夫だとアピールしないといけない」と思い、泣かずに笑顔でいること、今まで通り学校に行くことを心がけた。
でも、夜眠れなくなり、学校では居眠りが増えた。当時はカウンセリングを受ける機会も無かった。高校入学後は登校が困難になり、退学することになった・・・
気丈に振る舞ううちに、心の病を抱えてしまったのですね。
親の前では、誰かに相談することも難しい。親を気遣う優しさが、逆に子供を苦しめる。
どんな状況にあっても、側の誰かが話を聞いてあげられたら…と、強く思います。
この記事へのコメントはありません。