今日、1月17日は阪神淡路大震災の日。今年で丸29年とのこと。早いですね〜。
あの時は、本当に驚きました。兵庫県芦屋市の、かなり古い家屋に両親、そしてその隣りに祖母が住んでいました。父と母は70代、祖母は90代でした。
テレビに映る映像は悲惨な状況ばかり。東京からは電話も繋がらない。
もう無理だ。家の下敷きになっているのでは?・・・覚悟を決めないと、と思ったことを覚えています。
その震災直後の芦屋市の映像が、地元のケーブルテレビ局から見つかったと、NHKで放送していました
懐かしい駅前の風景、崩れた家屋、道端にしゃがみ込んでいる人・・・。
その映像を撮ったカメラマンは、被災した人たちを助けたあと、2日目からカメラを回したといいます。
「カメラを回しながら思ったことがあります」と、その方が先日のテレビで語っていました。
それは、「人は弱い、でも人は強い」ということ。
天災を前にした時の人の力は弱い。でも、人には「なんとかして立ち直ろう」「お互いに助け合おう」という底力があることを、カメラを回しながら実感したというのです。
今年の元旦の能登半島の地震、その後のニュースを見る度に心が痛みます。どれほどの人が、どれほどの不安を抱えていることでしょう。一日も早く復旧して安心できる状況になることを、心から祈ります。
そして、大変な状況の中から湧いてくる人の力を信じたいと思います。
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