徳川家康の大河ドラマも終盤に近づいています。あまりテレビを見ない私が、唯一毎週見ているドラマです。
つくづく思うのは、一年をかけた大河ドラマの撮影を通して、俳優さんも成長するのだな〜ということ。
家康役の松本潤さんも、最初は毎回「大丈夫?」と思うほど拙い感じがしていました。(見る方は勝手なこと言ってますよね〜)
ところが、最近の歳を重ねた家康を演じる松潤は、なかなかの風格。表情にも迫力がある。
そして、先週の日曜日の放送で、ウルっとくる場面がありました。
息子の秀忠が、自分の弱さ、情けなさ、世間の評価の低さを家康に訴えるところ。「自分に自信が無い。父上のようにはなれない。負ける自信だけがある」・・・と。
そこで、父家康は、息子秀忠の側に近づいて、こう言うのです。
「お前はワシによく似ている」
「どこがですか?」・・・秀忠は、変に慰められたくないという表情。
「弱いところじゃ。そしてその弱さをこうして素直に言えるところじゃ」と。
「ワシは強くならざるを得なかった。昔の自分に戻れるものなら戻りたい。あの頃は純粋にワシを慕ってくれる人間がいた」
「お前は素晴らしいものを持っているのだよ」・・・と。
「お前は弱い。そしてそこが素晴らしい」と、本気で息子に伝えているシーンに感動しました。秀忠の、「戸惑いながら、少しずつ受け入れて、自分に自信を取り戻す」ところの表情の変化にも、心を動かされました。みんな、なかなかすごいな〜^_^
天下統一という偉業を成し遂げた徳川家康も、自分の弱さをよく知り、受け入れ、武器にしていたのかも?と思うと、人としての魅力が増して勇気づけられました❤️
これが「歴史から学ぶ」ということなのでしょうか^_^
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